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障害年金は自分で申請できる? アンケート結果

「障害年金を自分で申請することはできますか?」というご質問をよく受けます。

答えはもちろん「YES!」です。
障害年金は、自分で申請することができます。
むしろ自分で申請する人の方が多いです。

次に「自分で申請すると何が大変なのですか?」と質問が続きます。

んんんん。
こればかりは、私がお答えするより実際に自分で申請した方にお聞きした方が説得力がありますよね。

というわけで、とあるクラウドソーソングサービスを利用して、自分で障害年金を申請された方を対象にアンケート調査を行いました。

障害年金の申請手続きで大変だったことは何?』という質問の結果を掲載します。

障害年金の申請を検討されている皆様のヒントになれば幸いです。

尚、アンケートですので、病名を含む内容については、ご本人の申告によるものであることをご了承ください。

  

精神疾患の方へのアンケート

いただいたアンケート結果のうち、約8割が精神疾患をお持ちの方でした。
うつ病・躁うつ病、統合失調症、双極性障害、発達障害、知的障害、その他、に大別して掲載しています。

障害年金の申請手続きで大変だったことは何?

  

1.うつ病・躁うつ病

◇知り合いにこうしたケースが全くなくて、自ら関連するホームページを検索しながらメモしたこと。

◇まず担当の医師に診断書を書いてもらう前に年金事務所に行き、用紙をもらうところから始めなくてはいけませんでした。
ただでさえ動くことが大変なのに、何度も窓口に行き、待たされ時間がかかったことが、とにかく大変な作業だったということをお覚えています。

◇役所が開いている間に行かないといけない、診断書料の調達、症病歴の用紙の記入、申請から結果が出るまでの期間の節約。

◇書類を書くのが大変でした。手の震え等があり時間がかかりました。また対応している事務所が近隣に少なく、移動に苦労しました。

◇共済だったので、市役所や年金事務所をたらい回しにされた。
(結局は郵送で共済に資料請求)
ただ、初診時期によって共済になるのか、厚生年金になるのかわからず、右往左往した。

◇診断書をはじめとして、揃えなければいけない書類が多かったです。
普段の生活状況などの記入欄も複雑で、書類作成に手間取りました。

◇病歴の記載についてです。うつ病歴は5年以上あり、病院も4件ほど変えていて、それぞれの病院の初診日やその時の症状について詳細に記載しなければいけないので、今現在の状況だけではなく、思い出して細かく記載することがかなり大変でした。

◇病気になって10年以上経っていたため、当時のことを思い出すのに苦労した。
また、診断書も主治医に書いて頂くのに時間がかかってしまった。

◇診察を受けている担当の先生が障害年金手続きの書類を記入するのに時間がかかり、申請できるまでに時間がかかりました。

  

2.統合失調症

◇申請方法や基準が良く分からず家族とインターネットで調べたり、詳しい方に聞いたりしながら手続きをするのにとても苦労しました。

◇とにかく記入する箇所が多かったのと何とかいたらよいかわからないところもあり、病院で質問させていただきながら記入させていただきました。

   

3.双極性障害

◇初診の診療所の診断書を取るのに苦労したことと、当初は3級で申請時から2級になったと判断されたため、年金の遡及分が無かったことです。

◇公的な戸籍謄本、住民票、病院医師への診断書等各書類の手配と病歴・就労状況等申立書等の複雑な書類の記載です。

◇書類を揃えるのがとにかく辛い。
初診証明を取るのに、1番初めの病院に行きづらい、診断書の内容が、うまく伝えられていないのか、軽く書かれている、申立書を書く労力がものすごく大変。

  

4.発達障害

◇病院を何件か変えていたので、これまでの経緯を書類作成のために改めていちから話す必要があったこと、初診証明を自力でとる方法がわからなかったことです。

  

5.知的障害

◇次男が生まれつきの知的障害なのですが、病院に通っても知的障害が治るわけでもないため嫌気がさして、小学部高学年から病院に通っていなかったので、診断書を書いてもらう病院を探さないといけなかった。

◇病歴就労状況等申立書の書き方に苦戦しました。
書類に不備があるなどの理由で拒否をされて、ネットで調べたり、精神科医に相談するなど何度も見直していたので、その都度、手間が掛かりました。

  

6.その他

◇自分自身の障害ではなかなか障害年金を受給するまでに至らなかったと言ったようなところは、手続きの際に苦労した点と言えると思います。(SAD:社会不安障害)

◇障害(病気)の事を理解してもらえなくて、苦労しました。
精神科の先生に診断書を書いてもらいましたが、普通に喋って受け答えが出来るので怪しまれました。(解離性同一性障害)

◇手続きの場所がかなり遠かったため、何度も必要書類を提出するのが大変でした。現在でも必要書類を把握しきれてはいません。(パニック障害)

◇まず、自分が障害者年金を貰えるのかどうかもわからなかったので調べるのが大変だった。
身体障害ならまだ良いが私は精神障害で頭がごちゃごちゃの状態で調べることが難しい。(適応障害)

◇主治医にきちんと日常生活の苦労を伝えるのが大変でした。また戸籍謄本などを本籍地から取得するのも大変でしたね。(解離性障害)

  

身体疾患の方へのアンケート

肢体障害、心臓疾患、その他、に大別しています。

障害年金の申請手続きで大変だったことは何?

  

1.肢体障害

◇病院で申請書を作成して頂きしねんきん事務所へ提出したのですが、この時、状態が悪化してからの等級変更だったので却下されました。
行政不服申し立てを行い、逆転し等級が変わりました。大変だったのは、行政不服申し立て時の上申書などを作成するのが大変でした。(大腿骨頭壊死)

◇診断書を依頼した期間を変えたことで内容の差が生じたために「支給停止」になった。
再度、提出し元通りになったが生まれつきの障がいは良くなることはない初歩的なことは認識していてほしい。(脳性麻痺)

◇障害原因となる相手方の名前や住所を記入する欄があり、相手方の情報を調べるのに苦労した。また役所の不手際により振込されずに、再度申請し直した。(上肢機能障害)

  

2.心臓疾患

◇障害の診断を受けた日まで遡って医師に診断書を作成して貰う必要があり、途中で転院してましたので、初めて診断を受けた病院にカルテを用意して貰うのに時間がかかりました。
過去に通院していた病院と、現在通院している病院に診断書を作成して貰う必要があり、時間も書類費用もかかりました。診断を受けた日から、現在の状況を細かく記入しなければならず、記憶を辿るのも苦労しました。(心臓疾患)

◇社会保険事務所での手続き、申請資料作成、社会保険事務所の要求による申請等級変更、病院に資料申請など、苦労しました。(僧帽弁狭窄兼閉鎖不全症)

  

3.その他

◇初診日がいつになるのかよくわからなく、年金事務所と主治医に何度か確認しました。
申請は初診日から1年6か月経過しないと申請できないことを知った時は、受給は無理だと思いましたが、なんとか治療しながら認定日を過ぎたので、申請しました。
しかし、病人には辛い期間でした。いざ申請しようとしても、体調も悪い中、病歴・就労状況等申立書を書くのは大変です。(急性骨髄性白血病)

◇子供も聴覚障害で、支援学校に通っており、家内の年金申請も、その学校の聴能室で支援頂きました。
細かい検査や医師の意見書など何度も病院等に通うのが大変でした。
申請そのものは支援頂いているので手続きもすんなり行きました。(聴覚障害)

  

まとめ

全体を眺めると、傷病によっての違いはあまりなさそうですね。
特に、病歴就労状況等申立書の作成に手間取っている方が多いように思います。

確かに、病歴が長くなればなるほと、細かい内容までは思い出せないですよね。
でも、「何もかも思い出さなきゃ!」と思ってしまうと前に進ことができません。

当時の病状を最もよく表すエピソードなどをピックアップして、読み手に伝わるようにまとめると良いと思います。

  

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