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障害年金の金額はどうやって計算するの?

障害年金の金額については、いろいろな情報が入ってきますよね。

「確かあの人と私は等級は2級で同じはず。私は月6万5千円なのに、あの人はどうして月10万円ももらってるの?」
「請求の仕方を間違えたのかな?」
という、金額に関する問い合わせは非常に多いです。

結論から言うと、障害年金の金額は、たとえ等級が同じでも人によってまちまちなのです。

例えば、「2級」と言っても、国民年金なのか厚生年金なのか、子供はいるのか配偶者はいるのかによって、金額が倍以上も違うこともあります。

障害年金の金額の計算方法と障害年金2級の方の金額例を併せて説明していきます。

  

  

障害年金の計算方法

まずは、障害年金の構造と計算式を確認しましょう。

  

1:障害年金の構造

下図の通り、厚生年金は4等級、国民年金は2等級に分かれています。

1級と2級については、国民年金と厚生年金の2本建てで受給することができます。

年金構造

  

2:計算式

厚生年金の金額は、平均標準報酬額と加入月数によって決まります。

要は、対象者の給料が多ければ年金額も多い、加入月数が長ければ年金額が多くなるのです。

ただし、加入月数が25年より少ない場合は、25年加入したものとみなして計算がされます。

また、【1:障害年金の構造】にある通り、3級と障害手当金には最低額保障があります。

計算式

  

3:配偶者や子供の加算

配偶者や子供の家族構成に応じて加算されます。

ただし、【1:障害年金の構造】にある通り、国民年金には配偶者の加算はありません。

また、3級と障害手当金には加算自体がありません。

配偶者・子加算

  

同じ等級でも金額が違うのはどうして?

障害年金の計算方法を見て分かる通り、同じ等級でも、年金制度や家族構成によって金額は異なります。

障害年金2級を例に、どのくらい金額が違うのかを見てみましょう。

  

1:障害年金2級の人の例

下図の通り、同じ家族構成であっても、国民年金(障害基礎年金)より厚生年金(障害厚生年金)の方が、金額が多くなることが分かりますね。

障害厚生年金2級の例

障害基礎年金2級年金額

  

毎年、年金額は変わるの?

障害年金の金額は、毎年少しずつ変わります。

よく、年金証書に書いてある金額ともらっている金額が違うという問い合わせがあります。

年金証書の金額は、障害年金の受給権が発生した時点の金額なので、その後は金額が変わるたびに支給額変更通知でお知らせが届きます。

  

1:マクロ経済スライドによる年金額改定

年金額は、手取り賃金の伸び率に応じた改定(賃金スライド)と、物価の伸び率に応じた改定(物価スライド)に、少子高齢化などの社会的な要素を取り込んだ「マクロ経済スライド」により、改定が行われます。

実際は、特例措置が適用され、大きく年金額が下がらないように調整されています。

平成15年頃までは、障害基礎年金2級の金額は80万円を超えてましたね。
それが今は、約78万円です。

ずいぶん厳しくなりましたね。

  

2:配偶者や子供の加算の変動

上記、 障害年金の計算方法(3:配偶者や子供の加算)の説明にある通り、障害年金には家族構成に応じて加算がされています。

当然のことながら、家族構成が変われば年金額も変わります。

子供に関して言えば、高校を卒業すると加算がつかなくなります。(一定の障害がある場合は別)

ここで気をつけたいのは、例えば結婚したり子供が生まれたりすることで、加算が増えるパターンもあるということ。
該当した場合は、障害給付加算額・加給年金額加算開始事由該当届を提出する必要があります。

  

3:更新による等級変動

障害年金は、何年かに一度「障害状態確認届」といって、引き続き障害年金を受ける権利があるかどうかの届けが必要です。

いわゆる更新ですね。

なかには、永久固定と言って、届出が不要な場合もあります。
例えば、足の切断等で障害状態が変化することはないとされる場合がこれに該当します。

この届けを出すことによって、以前より軽くなっていると判断されれば等級が下がったり支給停止となることもあります。
逆に重くなっている場合は、上位級に上がる場合もあります。

審査結果は、変更がなければ「次回の診断書提出についてのお知らせ」で、次の更新は◯年△月ですよーというお知らせが届きます。
等級が変われば「年金決定通知書・支給額変更通知書」で通知されます。

また、障害状態確認届については、提出時期や作成期間が変わりました。
詳しくは、関連記事をご覧ください。

関連記事:障害年金の更新時期はいつ?

  

まとめ

ここまでの説明で、障害年金の金額にはいろいろな要素が絡んでいることが分かったと思います。

ポイントは次の3つになります。

  

1:国民年金か厚生年金かで金額は違います

特に、厚生年金には給与額や加入月数が関係するので、前もっておよその金額が知りたい場合は、年金事務所で試算を出してもらうと良いでしょう。

  

2:家族構成によっても金額は違います

配偶者や子供に対する加算があります。

結婚や離婚、出産で家族構成が変わった場合は届出が必要です。

  

3:障害年金の金額は変動します

障害年金の年金額は、毎年少しずつ変動します。

マクロ経済スライドによる変動は誰にでも平等に起こるのですが、等級の上げ下げによる変動は、個々まちまちです。

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