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リウマチ性心包炎で障害年金をもらう方法

心包炎とは、心臓を覆っている膜が炎症を起こし周辺に水がたまり、心臓の働きを低下させることです。

別名「心膜炎」や「心嚢炎」とも呼ばれます。

リウマチ性心包炎は、その原因がリウマチの影響によるものを指します。

   

  

リウマチ性心包炎は障害年金の対象です

◇リウマチ性心包炎の原因

関節リウマチは、本来主に手や足の指関節、肘、膝などに症状が出る病気ですが、それだけではなく肺や心臓などの内臓にも影響が出る場合があります。

リウマチ性心包炎は、その影響が心臓を包んでいる「心膜」に症状を起こすことが原因です。

リウマチ治療中の患者のうち、心臓の周りに水(心膜液)が認められた人が約17%いたという報告や、リウマチが原因で亡くなった人のうち約40%には心臓を包む膜に病気が認められたという報告もあり、リウマチが原因で心膜に影響が出る人は思いのほか多いことが分かります。

   

◇リウマチ性心包炎の症状

心膜炎(心包炎)は、突然発症する「急性心膜炎」と、継続して6ヶ月以上症状が続いている「慢性心膜炎」という2つのタイプに分類されています。

症状としては次のようなものがあげられます。

急性心膜炎…
初めのうちはのどの痛みや咳、発熱など、風邪と似た症状。その後、胸の痛みや違和感、むくみ、動悸、息苦しさなどの症状があらわれることが多いようです。
胸の痛みは体勢で変化し、横向きになると痛みが増し、前かがみになると痛みが和らぐという特徴があります。
また、深呼吸や咳でも痛みが強くなります。

慢性心膜炎…
継続して、咳や息切れ、息苦しさ、疲労感などがあらわれます。

   

◇リウマチ性心包炎の予後

心臓の周りに水(心膜液)が認められたからといって、すぐに症状が重くなり予後が悪くなるといったことは少ないです。

症状が悪化してしまったケースとしては、炎症が心臓の筋肉全体にまで拡がってしまい、心筋が分厚くなったり動きが悪くなったりする「心筋症」などを引き起こしてしまうことがあげられます。

また、心膜液の大量増加で心臓が圧迫され心臓のポンプ機能がうまく働かなくなったり、血圧が大きく低下することで、最悪命にかかわる状態になってしまうこともあります。

   

http://doh-racenter.jp/medical/内科的診療/関節リウマチと心臓の病気/

https://omaezaki-hospital.jp/category/rheumaticenter/undreaded/case/

https://kotobank.jp/word/心膜炎-539019

https://doctorsfile.jp/medication/153/

https://www.jinlab.jp/glossary/glossary.html?glossaryid=854

     

障害年金とは?

障害年金は、病気やけがによって生活や仕事などが制限されるようになった場合に、 受け取ることができる年金です。

障害年金には「障害基礎年金」と「障害厚生年金」があります。
病気やけがで初めて医師または歯科医師の診療を受けたときに 国民年金に加入していた場合は「障害基礎年金」、厚生年金に加入していた場合は「障害厚生年金」が請求できます。
障害厚生年金に該当する状態よりも軽い障害が残ったときは、障害手当金(一時金)を受け取ることができる制度があります。

障害基礎年金【対象】
・初診日が国民年金加入期間の方
・初診日が、20歳前または日本国内に住んでいる60歳以上65歳未満の方で年金制度に加入していない期間の方
・老齢基礎年金を繰り上げて受給している方は除く
【要件】参考:クリアすべき要件
・保険料の納付要件を満たしていること
・20歳前の年金制度に加入していない期間に初診日がある場合は、 納付要件不要
・障害の状態が、障害等級表の1級または2級に該当していること
【支給額】参考:障害年金の金額
1級 976,125円
2級 780,900円
その他、子の加算あり
障害厚生年金【対象】
・初診日が厚生年金保険加入期間の方
【要件】参考:クリアすべき要件
・保険料の納付要件を満たしていること
・障害の状態が、障害等級表の1級から3級のいずれかに該当していること
【支給額】参考:障害年金の金額
1級 報酬比例の年金額×1.25+障害基礎年金1級
2級 報酬比例の年金額+障害基礎年金2級
3級 報酬比例の年金額(最低保障585,700円)
その他、1,2級は配偶者の加算あり
障害手当金【対象】
・初診日が厚生年金保険加入期間の方
・国民年金、厚生年金または共済年金を受給している方を除く
【要件】参考:クリアすべき要件
・保険料の納付要件を満たしていること
・初診日から5年以内に治って(症状が固定して)いること
・治った日に障害厚生年金を受け取ることができる状態よりも軽いこと
・障害等級表に定める障害の状態であること
【支給額】参考:障害年金の金額
報酬比例の年金額×2(最低保障1,171,400円)

   

リウマチ性心包炎の障害年金認定基準

心疾患による障害の程度は、呼吸困難、心悸亢進、尿量減少、夜間多尿、チアノーゼ、浮腫等の臨床症状、X線、心電図等の検査成績、一般状態、治療及び病状の経過等により、総合的に認定するものとします。

心疾患による障害は、弁疾患、心筋疾患、虚血性心疾患(心筋梗塞、狭心症)、難治性不整脈、大動脈疾患、先天性心疾患に区分されます。

当該疾病の認定の時期以後少なくとも1年以上の療養を必要とするものであって、長期にわたる安静を必要とする病状が、日常生活の用を弁ずることを不能ならしめる程度のものを1級に、日常生活が著しい制限を受けるか又は日常生活に著しい制限を加えることを必要とする程度のものを2級に、また、労働が制限を受けるか又は労働に制限を加えることを必要とする程度のものを3級に該当するものと認定します。

   

心筋疾患による障害

リウマチ性心包炎は、心筋疾患を引き起こすリスクがあることから、心疾患による障害のうち、心筋疾患による障害の認定基準を参照します。

   

障害の程度障害の状態
1級病状(障害)が重篤で安静時においても、心不全の症状(NYHA心機能分類クラスⅣ)を有し、かつ、一般状態区分表のオに該当するもの
2級1 異常検査所見のFに加えて、病状をあらわす臨床所見が5つ以上あり、かつ、一般状態区分表のウ又はエに該当するもの
2 異常検査所見のA、B、C、D、E、Gのうち2つ以上の所見及び心不全の病状をあらわす臨床所見が5つ以上あり、かつ、一般状態区分表のウ又はエに該当するもの
3級1 EF値が50%以下を示し、病状をあらわす臨床所見が2つ以上あり、かつ、一般状態区分表のイ又はウに該当するもの
2 異常検査所見のA、B、C、D、E、Gのうち1つ以上の所見及び心不全の病状をあらわす臨床所見が1つ以上あり、かつ、一般状態区分表のイ又はウに該当するもの

   

◇異常検査所見

区分異常検査所見
A安静時の心電図において、0.2mV以上のSTの低下もしくは0.5mV以上の深い陰性T波(aVR誘導を除く。)の所見のあるもの
B負荷心電図(6Mets未満相当)等で明らかな心筋虚血所見があるもの
C胸部X線上で心胸郭係数60%以上又は明らかな肺静脈性うっ血所見や間質性肺水腫のあるもの
D心エコー図で中等度以上の左室肥大と心拡大、弁膜症、収縮能の低下、拡張能の制限、先天性異常のあるもの
E心電図で、重症な頻脈性又は徐脈性不整脈所見のあるもの
F左室駆出率(EF)40%以下のもの
GBNP(脳性ナトリウム利尿ペプチド)が200pg/ml相当を超えるもの
H重症冠動脈狭窄病変で左主幹部に50%以上の狭窄、あるいは、3本の主要冠動脈に75%以上の狭窄を認めるもの
※すでに冠動脈血行再建が完了している場合を除く。
I心電図で陳旧性心筋梗塞所見があり、かつ、今日まで狭心症状を有するもの

   

◇一般状態区分表

区分一般状態
無症状で社会活動ができ、制限を受けることなく、発病前と同等にふるまえるもの
軽度の症状があり、肉体労働は制限を受けるが、歩行、軽労働や座業はできるもの 例えば、軽い家事、事務など
歩行や身のまわりのことはできるが、時に少し介助が必要なこともあり、軽労働はできないが、日中の50%以上は起居しているもの
身のまわりのある程度のことはできるが、しばしば介助が必要で、日中の50%以上は就床しており、自力では屋外への外出等がほぼ不可能となったもの
身のまわりのこともできず、常に介助を必要とし、終日就床を強いられ、活動の範囲がおおむねベッド周辺に限られるもの

   

リウマチ性心包炎で障害年金を受給するためのポイント

心疾患の主要症状としては、胸痛、動悸、呼吸困難、失神等の自覚症状、浮腫、チアノーゼ等の他覚所見があります。

臨床所見には、胸痛、動悸、呼吸困難、失神等の自覚症状と、浮腫、チアノーゼ等の他覚所見があります。

他覚所見は医師の診察により得られた客観的症状なので、自覚症状と連動した内容になっているか、ご確認ください。  

    

   

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