事例一覧

年金サポートオフィスKでは、障害年金請求にとどまらず、プラスαサポートを心がけています。
事例集では、専門用語をなるべく使わず、分かりやすくレポートします。

後縦靱帯骨化症

傷病名後縦靱帯骨化症
決定内容障害基礎年金2級

10年ほど前に発病。
徐々に四肢の動きが悪くなり近医を転々とするも原因が分からず数年が経過。
大学病院で後縦靱帯骨化症と診断される。
手術を繰り返すも症状は改善せず、日常生活全般に介助を要するようになった。

担当の相談支援専門員さんからご相談いただいた案件です。

サポートレポート 

後縦靱帯骨化症は、すぐに症状が出現しないケースが多いようです。
本件の様に、数年をかけて一進一退を繰り返し、転倒により悪化する場合もあります。

そこで問題となるのが、初診日です。
発病当初は原因が分からず転院を繰り返すこともあります。
しかし、病名が判明した時が初診ではなく、「ん?何かおかしいな」と思い受診した時が初診日となります。
その時点から既に数年経過していることも多く、初診日を確定するのがとても難しいのです。

また、本件の決定内容は障害基礎年金2級でしたが、今後症状が悪化した場合は、額改定請求をすることも可能です。
そういう意味でも早めの対応が必要ですね。

遺族年金と障害年金

傷病名知的障害
決定内容障害基礎年金2級

知的障害を抱える方です。
今まで障害年金を請求したことはありません。
数年前にご主人を亡くし、遺族年金を受給していました。

この方の年金の行く末を案じた相談支援専門員さんからご相談いただいた案件です。

サポートレポート 

この場合、「遺族年金があるから」という漠然とした安心感から、あえて障害年金の請求をしないケースが多いと思います。
しかし、年金は変動します。
遺族年金に関しては、ご本人が65歳を迎えると、それまで付いていた加算が無くなりガクンと金額が下がってしまうのです。
そこで登場するのが障害年金です。
65歳以降は、『障害基礎年金+遺族厚生年金』という受給方法が可能となります。
したがって、この方にとっては「65歳に備え障害年金の受給権を得ておくこと」が重要となるのです。

人々にとって、年金は一生涯のお付き合いになります。
将来を見据えた設計が大切ですね(^^)

障害年金以外の手続きもお忘れなく

傷病名アルコール型認知症
決定内容障害厚生年金2級

長年、ドライバーとしてお勤めされていた方です。 
職場のストレスがきっかけで発病。長期休職を経て退職しました。
障害年金請求手続きをご依頼いただいたのですが、フタを開けると、失業手当に確定拠出年金に・・やるべき事が山積みです。

ケースワーカーさんからご相談いただいた案件です。

サポートレポート 

障害年金請求手続きは無事に終了。
では、さようなら・・・という訳にはいきません。

「傷病手当金」
退職したら終了ではありません。
要件を満たせば退職後も受給可能です。

「保険証」
退職に伴い、保険証の切り替えが必要です。
任意継続?国保? 本人負担額を考慮し慎重に検討する必要があります。

「失業手当」
就労可能になるまで、受給期間の延長をしておきましょうね。
要件が緩和され、手続きモレのリスクが軽減されました。

「確定拠出年金」
通常は一定年齢に達しないと受給できません。
が、障害を抱える場合、例外があったりします。
きちんと内容を確認して、本人に合った受給の仕方を慎重に選択しましょう。

他にも、何年後かに老齢年金との選択が必要になるなど、手続きはしばらく続きます。

障害年金を請求することだけが私たちの仕事ではありません。
もっともっと多面的なサポートができるよう日々修行中であります(^ ^)

診断書が書けない?

傷病名高次脳機能障害
決定内容障害厚生年金2級→1級額改定請求

3年前、当方で障害厚生年金の裁定請求を行い、2級が決定された方です。
久しぶりに担当の相談支援専門員さんから連絡が入りました。
ご本人様の病状が急速に悪化し、今やほとんど寝たきりの状態であるとのこと。

当方で額改定請求を行うこととなった案件です。

サポートレポート 

連絡を受け、「それは大変だ!!」という事で、急いで額改定請求の準備を始めました。

しかしそこで、ある問題が・・
ご本人様は施設に入居しておられ、医療機関の受診といえば施設の往診医(内科医)のみ。
恐る恐る尋ねてみました。「障害年金用の診断書を書いていただけないでしょうか・・?」
答えは「NO!」です。
珍しい事ではないです。これが現実です。
困り果てました。このままでは、額改定どころか現況届すら提出できず、年金がストップしてしまいます。

施設職員さんや相談支援専門員さんに全面的にご協力いただき、何とか診断書を作成いただける医療機関を受診することができ、無事に額改定請求に辿り着くことができました。

診断書が準備できず、障害年金の請求が出来ない方は非常に多いです。
医療業界にも、もう少し理解が広まると良いですね。

複数の疾病を抱える例

傷病名染色体異常
決定内容障害基礎年金2級→1級額改定

染色体異常により、生まれつき知的障害や肢体不自由等複数の疾病を抱える方です。
20歳から障害基礎年金2級(知的障害)を受給していましたが、その他複数の疾病が原因で、生活に相当な支障をきたしている状態でした。

担当する相談支援専門員さんからの案件です。

サポートレポート 

1回目の額改定は「1級相当とは認められない」との理由で却下されました。

複数疾病お持ちの方は、ひとつひとつの疾病はそこまで重症ではないが、総合的に判断すると・・という事がありますよね。
しかし、症状が固定している場合は特に、通院治療を継続している方ばかりではありません。
そこで問題となるのは、診断書を書いてくれる病院が無いこと( ;  ; )

病院との交渉に苦労しましたが、良きご縁に恵まれ、本人の抱える症状について、複数の診断書を作成いただくことができました。

結果、審査請求を経て無事に額改定が決定されました。

まだまだお若い方です。
今後の人生の選択肢を増やす意味でも、障害年金の内容を見直すことは非常に大切だと思います。

不支給決定後の再提出

傷病名知的障害
決定内容障害基礎年金2級

5年前にご家族が障害年金請求を行い、不支給決定がなされた案件です。
日常生活がままならない状況で、ご本人もご家族も大変苦しい思いを抱えていました。

相談支援専門員さんを通じて当方にご依頼頂いた案件です。

サポートレポート 

「診断書」
以前に提出した書類を取り寄せて内容を確認したところ、「ん・・?」ご本人様の状態とはほど遠い内容でした。
そこで、細かく細かく本人の状況について聴取し、担当医師に説明させていただきました。

知的障害を抱える方は、診断書作成目的で専門医療機関を受診することはあっても、日常的に受診される方は少ないです。
だからこそ、担当医にはご本人の日常生活状況について細かく理解していただく必要があると思います。

「年金記録」

ご家族によると、以前に勤めていた期間があるとのこと。
でも、年金記録に厚生年金加入歴はありません。しかも、勤め先が思い出せない。
数年前から関与している相談支援専門員さんが、以前にご本人から聴き取った内容を元に記録調査を行いました。
結果、厚生年金の記録がいくつか見つかりひと安心です。

65歳になると、障害基礎年金プラス老齢厚生年金を受け取ることが出来るようになります。
記憶が新しいうちに年金記録を整備するのは、とっても大事なことですね。

神経症の壁

傷病名うつ病
決定内容障害基礎年金2級

30年以上前、大学時代に発病しました。
入退院を繰り返し就職も困難なまま自宅療養を続けていました。
生活面は母親が支援しています。
その母親も高齢で、将来に対し不安を抱いていたところ、障害年金制度の存在を初めて知りました。

知人の社会保険労務士さんのご紹介で当方にご依頼いただいた案件です。

サポートレポート 

「初診日」
30年以上遡るため、受診医院にカルテがありません。
次も、その次も・・
が、諦めません。
調べたところ。当時の主治医の先生が岐阜県で講演会を開催するというではありませんか!
勇気を振り絞って行ってまいりました。
とても良い先生で、幸いクライアントの事を覚えくださっていました。
初診日を証明する書類も快く書いていただくことができました。

「審査請求」
しかし、そんな苦労も水の泡・・?
裁定請求をするも「2級相当以上には該当しない」との理由で不支給決定されました( ;  ; )
うつ病の他に解離性障害を抱えており、神経症だからダメとのこと。
審査請求を経て無事に決定されました。

神経症圏の傷病については、様々な議論がされていますね。
審査の際は、病名より病状を見てほしいと常日頃感じています。

傷病手当金が不支給に!!

傷病名糖尿病性網膜症
決定内容障害厚生年金1級

10年以上前に糖尿病を発病し、合併症により糖尿病性網膜症を発症した方です。
医療関係の職場に勤務していたのですが、視力低下に伴い職務の遂行が困難となったため休職されていました。
休職中は傷病手当金を受給していたのですが、失明した時点から支給が止まってしまい一気に生活が困窮。

担当の相談支援専門員さんからご依頼を受けた案件です。

サポートレポート 

「傷病手当金」
なぜ停止に!!??
保険者の説明によると、「失明、つまり症状固定により回復の見込みがないから」らしい。
耳を疑いますね(・_・;
審査請求により、不支給決定された分の傷病手当金を無事受給することができました。

「初診日」
糖尿病は長い病歴を経て障害年金を請求するケースが非常に多いです。
本件も初診から10年以上経過しており、関係医療機関にはカルテが残っておらず苦労しました。
幸い、勤務先に健康診断の結果が保管されており、発病時期を絞ることができました。

最初から障害年金を請求するつもりで病気になる人は居ませんよね。
当然、受診を証明する書類を保管している人もほとんど居ません。
最近は便利な時代なので、気になる書類は写メをクラウドに保存するクセをつけると良いかもしれませんね。

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